語り手:しおね 編集:あゆ
こんにちは。
ひととまちの発酵を届けるローカルウェブメディア、Yeastをいつもご愛読いただきありがとうございます。
そして新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます!
私たち学生団体mahoLabo.は、「東広島市をまた帰ってきたいまちにする」というビジョンを掲げて活動しており、Yeastではまちに住むひとやお店の魅力を発信しています。
そして書き手の私は、Yeastの編集長をさせていただいています。
こちらは、mahoLabo.メンバーが手掛けた東広島市の地図。
広島大学があるのは、真ん中より少し下に位置する西条町。
東広島市は、西条町も含めて、八本松、高屋、志和、福富、豊栄、河内、黒瀬、安芸津の9つのまちでできている、とても広い市なのです。
今回書かせていただくのは、私が大学に入って1年目の5月上旬のお話。
Yeastの一読者という立場で、Yeast聖地巡りをしたときのことです。
車外の景色、お店の雰囲気、温かいひと、美味しい食べ物……。
私が出会ったものを私の言葉で表現させていただきました。一緒に聖地巡りに行ったような気分でお読みいただけたらと思います。
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私がYeastの存在を知ったのは、母の影響です。
母は私よりも広島大学の情報を集めるのが得意。
「これ、すごくない!?」「これ、良くない!?」って。
今回もそんな感じでした。
「このYeastっていう記事、読んだことある!?ここに書いてあるこの場所、気になるから行ってみようよ! 」
と言われました。1年生になってすぐのゴールデンウイークってなかなか暇で。
実家から東広島市がそう遠くないので、私が帰省している間に家族で車を走らせました。
最初の目的地にたどり着くまでは、よく言うと自然豊かで、悪く言うと閑散としていて。
正直この先に、Yeastに載っているような緑の広がった牧場があるなんて思いませんでした。
くねくねと曲道を進んでいって、ようやく見えてきた看板
ホッとしました。
ここは、豊栄町にあるトムミルクファームさん。
車を降りて、思わず伸びをしたくなるような、綺麗な空気。
お店に向かって歩くと、すぐに牛や羊の鳴き声が聞こえてきて、こんな山の中にこんな素敵な牧場があるのか……!とびっくりしました。
早く着きすぎてまだお店は空いておらず、少し外を散歩しました。
10時になるとお店の人が出てきて扉を開けてくださいました。
すぐに消毒をして、動物がいる小屋へ。
豚、ヤギ、牛、ウサギ、たくさんの動物がいて、しかもとても至近距離。
大学生の私もはしゃいでしまって、「お母さん!餌買って!」と言い、妹と一緒に動物に餌やりをしました。
動物とのふれあいがいったん終了すると、休憩するために飲食のできるスペースへ行きました。
そこでミルク味のジェラートを食べました。冷たくて、甘くて、クリーミーで。とっても美味しかったです。
外では、バター作り体験をしている家族が沢山いました。楽しそうに体験している姿を見て、いいなあと思いました。
「そろそろ、次のお目当ての場所に行こうか」と言って、その場を後にしました。
私、まだ大学に来て一ヵ月しか経ってないのに、楽しみすぎなのでは、ふふふふ、と、思ってました。
ぐっと西条に戻って、次の目的地へ。
最初はトムミルクファームさんみたいに迷いました。グーグルを駆使して見つけた看板。またほっとしました。
車で近づくと、なんと可愛いおうち……。
外観からとても素敵でした。
車を降りて、お店の中へ入ると、ご夫婦が笑顔で「いらっしゃいませ~」と言ってくださいました。
ここは寺家にあるパン屋さん。ラパンさんです。
御薗宇にもあります。
お店に入るとパンのとてもいいかおりがしました。
何を買ったかは詳しく覚えていなくて。でも3つだけ、チョコがぎっしりと詰まったコルネ、クロワッサンにチョコが入ったショコラティヌ、フランスパンを買ったのは覚えています。ショコラティヌは車の中で家族と食べました。外はさくっと、中はチョコぎっしりで、とっても美味しかったです。フランスパンは、母が実家に持って帰っちゃいました。
おなかを満たした後は、ガーベラさんというケーキ屋さんへ行きました。
ここに行く目的は最初から決まっていました。Yeastの記事に載っていた広島のレモンケーキです。
ここは迷わずたどり着くことが出来ました。まず最初に目に入ったのは、ありのマーク。
可愛くて、思わず写真を撮りました。
中に入ると、奥で女性の方の「いらっしゃいませ~」という声。
可愛くて美味しそうなケーキがずらりと並んでいます。
「Yeastに載っているのを見て来ました!」と伝えると、「ありがとうございます。」と、笑顔で答えてくださって、その後の話も弾ませることが出来て嬉しかったです。
レモンケーキを買おうとすると、妹はとなりのはっさく大福に釘付けでした。
母に、「これも買う?食べたい?」と尋ねられた妹は目をキラキラさせていて、即決で買いました。私も買ってもらいました。
これも車の中でほおばりました。
イメージのはっさくより、大きくて甘くて、とっても美味しかったです。
こうしてこの日のYeast巡りが終わりました。
母と妹は実家に帰っていき、その日の夜は一人暮らしの家でサタケのおむすびを食べました。母が豊栄おむすびクラスで買ってくれた梅おにぎりとコメカラです。
コメカラとは、西条のお酒と米粉を使って揚げた唐揚げのこと。
梅おにぎりのほんのりとした味と、カリっとしたコメカラはとってもマッチしていて美味しかったです。
夜、布団に入りながら、今日行ったところでYeastに載っている記事を読み返しました。
「トムミルクファームさん」
「ラパンさん」
「ガーベラさん」
読み終わって、感じたこと。
私はまた、この場所に行きたい。でも次は、お店じゃなくて、この人達に会いに行きたい。
今日1日を充実させてくれたこれらのお店が、お店のひとのどういう思いで成り立っているのかを知りました。
「もうちょっと、ちゃんと記事をしっかり読んでから行けばよかったな~」
と、誰もいない部屋でつぶやきました。
その流れで、私はいろんな記事を読み進めました。
「うわ!ここ気になる!」っていうお店もあって。
次の日にでも行ってみたくなりました。なんてったって、今日が楽しかったから。
まさに、私と地域のひととを結ぶ役割をしてくれたYeastでした。
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東広島市には20万人ものひとが暮らしています。
その人々には、歴史、日々の想い、感性の連なりが存在する。
みなさまに記事を通して、この未完成であたたかい物語をお届けしたいと思っています。
でも、インターネット上の文字だけでは伝えきれなくて、もどかしい。
ぜひ、気になった場所、会いたくなったひとのところへ足を運んでみてください。一人でも、友達とでも、大切なひととでも。
そこでお店のひとと他愛のないお話をしてみる。
ちょっとした思い出を作るんです。
そんな風に、私たちの届ける発酵のストーリーを楽しんでいただけると嬉しいです。
今はまちのいろいろな場所に出かけることが難しいですが、事態が落ち着いたときまで気持ちを温めておけるような情報を発信していきたいと思っております。
これからもYeastを、そして私たちmahoLabo.をよろしくお願いします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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巡ったお店です。Yeast記事のリンクはこちらから
トムミルクファームさん
ラパンさん
ガーベラさん