西条酒蔵通りフォトウォーク イベントレポート/mahoLabo.×ソニーコンスーマーセールス株式会社

mahoLabo.イベントチーム

 

 

11月9日、晴れ。

この記事を投稿する頃には、年も季節も変わっていますが、

今日は昨年の11月に行われた西条酒蔵通りでのフォトウォークイベントの様子をお届けします。

 

 

当日は、朝の肌寒さを忘れるほどの日差しが西条駅周辺を覆っていました。

集合場所は西条駅。

大学生とスーツ姿の大人たちが日差しをよけるように集まる、少し変わった光景から始まりました。

今日のために両手いっぱいに機材を抱えて来てくださったのは、ソニー製品の販売促進をされているソニーコンスーマーセールス株式会社の方々です。

 

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このご縁は昨年の秋までさかのぼります。

ソニーさんは昨年、広島大学大学祭の企業ブースへ出店されました。

大学祭出店を宣伝するにあたり「mahoLabo.に広報の協力をしてもらえれば、実際に体感いただく学生と同じ目線で物事を捉えてもらえるのでは」と考えたそうです。

Yeastでは、お二人の社員への取材と、当日のイベントレポート作成を行いました。取材では、なぜ大学祭出店を決めたのか、なぜ声をかけた団体がmahoLabo.だったのか、そしてお二人の大学時代のお話までお伺いしました。転勤の多いお二人が、一度つながった「まち」にどんな思いを持たれるのか、そんな少しパーソナルな一面もインタビューしています。

↓こちらから記事をご覧いただけます。

忘れられない「体感」を学生に届ける ソニーコンスーマーセールス株式会社 莊司淳利・青柳孝将 | Yeast (maholabo.com)

↓イベントレポートはこちらから

学生だけが主役じゃない。縁がつながる大学祭/広島大学大学祭 ソニーコンスーマーセールス株式会社ブースレポート | Yeast (maholabo.com)

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昨年体感させていただいたソニーの製品はオーディオ機器でしたが、今年はなんとカメラを使わせていただけることになりました。せっかくなら多くの学生に触れてもらいたく、「西条酒蔵通りフォトウォーク」と称し10名の学生に参加していただきました。

学部1年生から大学院2年生まで、幅広い学年・学部の方が来てくださいました。カメラ経験も様々。プロからカメラをあまり触ったことがないという人まで参加してくださいました。

 

 

学生団体mahoLabo.のモットーは、「東広島をまた帰ってきたいまちにする」。せっかくなら参加学生が西条のことをもっと知ることができる機会にしたいと、東広島ボランティアガイドの会の方をお呼びしました。

すると、意外にも夢中になって耳を傾けていらっしゃったのが、ソニーの社員の方々でした。

 

 

「いやあ、面白いまちですね。今週末にでもまたプライベートで来ようかな。」

「次は日本酒を試飲したいから、電車でゆっくり来たいですね。」

全国に拠点があるソニーコンスーマーセールス株式会社の方々は、各地を転々としながらお仕事をされています。西条というまちに、このイベントを通して興味を持っていただけたことがとても嬉しかったです。

 

 

撮影はチームに分かれて楽しみました。

今日は参加者がソニーのカメラで撮った写真から当日の様子を振り返っていきます。

 

カメラ好きは普段写真を撮ることが多いのですが、
このイベントでは気づいたら被写体になっています

 

被写体合戦

唐突に始まる集合写真タイム

 

フォトウォーク後は酒蔵通りにあるくぐり門珈琲店さんで写真の共有会を行いました。このためにソニーさんは49インチのテレビを準備してくださり、くぐり門さんは快く持ち込みを承諾してくださいました。

(過去に取材したくぐり門珈琲店さんの記事はこちらからご覧いただけます。)

酒蔵通り、灯りのともるあったかいコーヒー屋さん / くぐり門珈琲店 末吉江美  | Yeast (maholabo.com)

 

まずはたくさん歩いた体を甘いスイーツとドリンクで癒します

 

おしゃれな飲み物が到着するとついカメラを構えてしまいます
初心者でも簡単に後ろボケが作れます

 

 

2階の飲食スペースには窓から薄い光が差し込んでいて「ここもいい感じなの撮れそう!」と共有会直前まで写真を撮り続けていました。

共有会では今日のベストショットをテレビに映し出し、なぜこの写真を選んだのか、工夫したところはどこだったか、使ってみてどうだったかを一人ずつ発表しました。テレビの大きな画面で見ると、カメラで見るより明るく鮮明に映り、撮った本人たちも驚くほどでした。余った時間では画像の粗い写真と鮮明な写真の違い、どうすれば鮮明な写真を撮れるかなど、さらにカメラを楽しめる方法をソニーさんから教えていただきました。

共有会でひとしきり盛り上がると、自然と学生同士、さらには社員の方々と学生の間にも交流が生まれていました。退店時間までお話したり、連絡先を交換したり、自前のカメラを見せ合ったり。各々自由な時間を過ごした後、ゆるゆると解散していきました。

この度の西条酒蔵フォトウォークは、ソニーさんからのご提案をもとにmahoLabo.が準備・企画を行い、当日はソニーさん主導で行われました。

カメラ好きの、カメラ好きによる、カメラ好きのためのイベント。

「そうそう、こんなイベントをしてみたかったんだ!!」と余韻に浸りながら帰った日の夜、ソニーさんからこのようなメッセージが届いていました。

 

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個人的な話をします。

高校写真部、大学は写真部と学生フリーペーパーのカメラマンをしてきて、「メーカーからこんな声かかったら面白いだろうな」という気持ちで会を提案したというお話をオープニングでしました。

この続きです。

自分は地元の名古屋にいた頃、ソニーストアという直営店から「写真展やってみない?ギャラリーあいてるよ」とお話を頂き、実際に写真展をやりました。

メーカーから声がかかるなんて機会はそうそうなくて、全力でやって。

そういう経験があって、いま自分はここにいます。

社会に目を向けると、いまカメラを使う若い方は少なくなっています。

数年前よりさらに、多くの人がスマホで十分って言うんです。

その中で、カメラに興味を持ってくれている学生の皆さんが沢山いらっしゃるのはとても嬉しいことです。

だからこそ、メーカーの中の人になったいま自分ができることは何かと考えて、この会を提案させていただきました。

色々至らない点もあったかと思います。

ただ皆さんがとても楽しんでくれている様子を見て、やってよかったと心の底から感じています。

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私たち学生団体mahoLabo.は、「学生にとって東広島市をまた帰ってきたいまちにする」をモットーに活動しています。だからこそ、自分が大学生だった頃に思いを馳せて声をかけていただけたことが嬉しかったです。そして、ソニーさんとmahoLabo.がそれぞれの願いを持ちながら同じイベントを一緒に開催できて本当に良かったです。

 

実際にカメラを手に取って使ってみれば、カメラならではの魅力に気づくことができる。

実際にまちを歩けば、「何もない」と思っていた場所に自分のお気に入りを見つけることができる。

自分で触れて、見て、体験するというプロセスを経ることで、日常は少しだけ豊かになるはずです。