学生だけが主役じゃない。縁がつながる大学祭/広島大学大学祭 ソニーコンスーマーセールス株式会社ブースレポート

 

  

書き手:のんの 写真:ぐらふぃー 編集:しおね

 

 

気持ちの良い秋晴れの下、鮮やかに色づいた木々がキャンパスを彩ります。

11月5日と6日は広島大学の大学祭が行われた日。

久々の入場規制がない大学祭は多くの人で賑わいました。

 

普段は静かなキャンパスに屋台が並んで大賑わい

 

実は、今年は私たちYeastにとっても例年と違った大学祭になったのです。

みなさんは、大学祭に企業ブースが設置されていたことに気づきましたか?

今年はその企業ブースの中でも、縁あってソニーコンスーマーセールス株式会社さんに取材を行いました。

 

(詳しい経緯は前回投稿された記事をご覧ください)

忘れられない「体感」を学生に届ける ソニーコンスーマーセールス株式会社 莊司淳利・青柳孝将 | Yeast (maholabo.com)

 

前回のインタビューでは、オーディオ機器を「体感」してもらいたいという思いを語っていた荘司さんと青柳さん。

ライターの私も実際にブースにお邪魔して、様々なオーディオ機器を試させていただきました。

今回の記事ではみなさんにその様子をお届けすることで、少し違った視点から大学祭をお伝えします。

 

実は今回の写真もソニーさんのカメラを使わせていただきました

カメラマンいわく、「ピントの合わせやすさにびっくりしました。それに色の乗り方がとても綺麗。」とのこと

 

「ながら聴き?」「ハマり聴き?」

 

まずはワイヤレスイヤホンの体験をしました。 

 

LinkBuds Sという製品。小ぶりで収まりの良い装着感です。

 

ワイヤレスイヤホンは、現在では主流のヘッドセット。

私にとっては「耳から落ちるかも」という心配がありましたが、耳に隙間なくフィットする感覚に一安心しました。

加えてノイズキャンセリング機能付きということで、実際に試させてもらうと……

 

 

思わず「すごい!」と叫んでしまいました。

大学祭の雑踏から、急に静かな場所に連れてこられたような感覚。

この状態で音楽を聴くと、自分だけ違う世界にいるような気持ちになります。

一方で外音を取り込むモードもあるため、外出中でも安心です。

イヤホン本体に触れる操作で、簡単に音楽の再生やモードの変更ができます。

 

ブースのすぐ横で歌っていたアカペラサークルの歌声が

聞こえなくなるくらいの性能でした

 

 

こちらはハイレゾのワイヤレスイヤホン、WF-1000XM4という製品。

先ほどのものより少しだけ大きいものの、耳にしっかりフィットします。

より重低音が響き、イヤホンとは思えないほどの没入感がありました。

 

LinkBuds WF-L900

 

こちらは穴が開いた見た目の、一風変わったワイヤレスイヤホン。

耳を塞がないため、常に外の音が聞こえる状態で音楽を楽しむことができます。

没入感を追求した製品だけでなく、「ながら聴き」ができるイヤホンもあることに驚きました。

次はヘッドホンを試させてもらいます。

 

WH-1000XM5 やはりノイズキャンセリング機能が搭載されているワイヤレスヘッドホンです

 

 

こちらも本体にセンサーがあり、タップしたりスライドすることで、曲の再生・停止や次の曲に送ったり前の曲に戻したりすることができます。

しかも、右耳の部分にしばらく手を当てると、その間だけ外の音が聞こえるようになります。

そのため、レジでお会計しているときや電車で一瞬だけアナウンスを聞きたいときなどに便利とのこと。

日常の細かい状況にフィットしたヘッドホンだと思いました。

 

ノイズキャンセリングをすると、耳全体を覆われているのも相まって更に没入感が強くなります

 

良質なオーディオ機器の醍醐味は音質の良さや没入感。

しかし、日常のなかで使う製品だからこそ、必要な時に外の音も聞こえるというところに魅力を感じました。

また、ブースにはワイヤレススピーカーもありました。

 

前回の記事にも登場したワイヤレススピーカー。左側がLSPX-S3 、右側がSRS-XE300。

小型なのにクリアな音を広範囲に届けてくれます

 

音楽に合わせて揺らめく灯りはキャンドルのよう

リラックスタイムにピッタリです

 

 

実際にお客様の顔を見るということ

 

実際に出店した感想を、前回インタビューさせていただいた荘司さんと青柳さんに聞いてみました。

 

 

荘司さん:普段は量販店への営業をしていて、お客様の顔を直接見るという機会があまりないんです。だから、こうしたイベントで実際にお客様の声を聞けることが貴重でした。

ノイズキャンセリングを体感していただいた方のに本当に驚いていらっしゃる様子を目の当たりにしたり驚いてもらっていますし、「これいいね」って直接言っていただけてると私達にとっても嬉しいです。

やっぱり一番お伝えしたいのは、我々の商品が「良いもの」だということ。

値段にも理由があるということをわかっていただけているという実感があります。

― 体験された学生さんからも、「高いから手が出ない」ではなく「めっちゃいいじゃん、すぐに買いたい」という声があがっていましたね。

学生さんからしたら高い値段だと思うので、そうした反応は嬉しいですね。

 

 

青柳さん:普段会うことのない学生さんに商品を体感していただいて、生のお声をたくさん聞くことができました。

我々の今後の使命は、その声を持ち帰ってよりお客様に商品の良さが伝わるようにすることですね。

今回はそのための良い機会になったと思います。

 

 

「体感」が生む化学反応

 

この日は90名の方が実際に商品を試されたとのことです。

体験された方に少しお話を伺うと、

「思っていたよりもノイズキャンセリングがすごかったです。実際に体験すると違うなと思いました。」

「イヤホンが体の一部のように軽くて驚きました。」

「本当に良いものなんだろうなと思いました。多少高くても買いたいと思いました。」

という声がありました。

実際に「体感」することで商品の良さが伝わることはもちろん、体験された方が「良いものを知った!」と嬉しそうにされていたことが印象に残っています。

「売る」「買う」という関係だけでなく、その間の「知る」という部分が豊かさを生んでいるように思いました。

 

 

また、大学祭という特殊な場でオーディオ機器を試すことについて、

「発電機の音や人の声など、音が多い場所だからこそノイズキャンセリングのすごさが分かりました。店の中で試すのとは全然違います。」

「家電量販店で試すのはハードルが高いから、大学祭にブースがあると気軽に試せて良い機会になりました。」

という声も。

体験に来た大学関係者の方は、

「学生には社会のことも知ってほしいから、こうした企業のブースがあるのはとても良いことだと思います。自分も会議に使うためにイヤホンに興味があったから試せてよかったです。」

と仰られていました。

大学祭と企業ブースという組み合わせは、お互いに世界を広げられるきっかけになっているかもしれません。

 

 

縁のつながる大学祭

 

他の社員さんにお話を伺った際に、印象に残った言葉があります。

「思った以上にいろんな層の方がいらっしゃるなと思いました。

若者ばかりだと思っていたので、お子さん連れの方や、地元の方が来られているというのが意外でした。」

この日の大学祭の来場者は6075人。

もちろん、学生だけの人数ではありません。

改めて広島大学の大学祭には地域の方が多く来られることに気づきました。

 

同日に行われたホームカミングデーの様子

地元のお店もブースを構えています

 

 

今回のソニーコンスーマーセールスさんとのご縁も、大学祭を通じてつながったもの。

記事には載せきれませんでしたが、他にもたくさんのお話を伺うことができ、社会に出る前の私にとって貴重な経験でした。

今後も様々な体験を通じて、ご縁が広がっていくことが楽しみです。

 

 

 

【かいたひと】のんの / ライター・編集


京都出身。おいしいパンがあれば幸せ。趣味はりんごをワインで煮ること

 

 

 

【とったひと】 ぐらふぃー/カメラマン

生まれてこのかた広島

カメラ以外の趣味は睡眠と散歩と音楽