おいしいごはんは、みんなを繋ぐ。/mahoLabo.イベント第1弾『美酒1グランプリ』後日談

  

mahoLabo.イベントチーム

昨年12月8日土曜日に、mahoLabo.が主催するイベントの第1弾『美酒1グランプリ』が、イベントスペースRIppleにて開催されました。

イベント内容は、学生と地域の方の混合チームで料理開発をするというもの。
しかし、ただの料理開発イベントではありません。
ここは酒都・西条。
西条の美味しいお酒をふんだんに使い、美酒鍋に代わる「美酒料理」を開発するところがポイントです。

 

しかも今回グランプリに選ばれた料理は、縁あって西条中央にある居酒屋「ちろりん」にて期間限定で商品化されることが決定いたしました!
詳細はまた後ほど……。

 

審査のポイントは「アイデア」と「おいしさ」。
参加者全員で投票し、大いに盛り上がりました。

 

イベントリーダー・とみーによる開会のご挨拶。

 

 

おいしいものを前に、大人も学生も関係ない。

 

 

美酒1グランプリは、料理のアイデアを出すところから始まりました。

今回の主役は日本酒。
どんな料理だとそれが生かされるのか?どの料理に使えば面白いだろう?
出来上がった料理をイメージしながら、付箋にペンが走ります。

 

 

作る料理が決まれば、いざ買い出しへ。
雪の舞う寒空の下、協力して食材を運びます。

 

 

食材がそろえば、いよいよ調理スタート。
調理場はRippleの他に、ゆめタウンのすぐ近くにあるOluOlu cafe、mahoLabo.メンバーが住むシェアハウスを使いました。
チームは全部で6チーム。それぞれの調理場に2チームずつ分かれます。

 

OluOlu cafe

 

シェアハウス

 

Ripple

 

 

使用した日本酒は、亀齢酒造さんの純米酒。
すっきりとした味わいで、料理の味が生かされます。

 

 

相談をしながら、行き当たりばったりで料理をする。
これも美酒1グランプリの醍醐味です。

 

 

料理が完成に近づくと、思わず無邪気な笑顔がこぼれます。
美味しい料理を前にして、「学生」と「大人」の間にあった壁が薄くなっていくのを感じました。

 

 

いよいよ、作った料理のお披露目です。
各チームには、それぞれチーム名をつけてもらいました。
それぞれの個性が光ります。

 

まずはこのチームから。
チーム名「ますかわパイセンと愉快な仲間達」
料理名「美酒メル(ベシャメル)ソースの牡蠣白子グラタン」

 

ベシャメルソースの牛乳の半量を日本酒に置き換え、広島県産レモンとともに焼き上げました。
日本酒の香りが立った、コクのあるグラタンです。
添えられているのは、寺家にあるパン屋さん「 Boulangerie Chez GEORGES 」さんが持ってきて下さったパン。
アイデアとおいしさが評価され、第2位に輝きました!

 

続いて、2チーム目。
チーム名「バーグ」
料理名「酒煮込みハンバーグ 酒粕inハンバーグ」

 

誰でも簡単に作れる、みんな大好きハンバーグです。
日本酒の風味が効いています。
お肉の旨みもグッと増した、食べごたえのある1品です。
家庭でも作れそうな、親しみを感じる美酒料理が生まれました。

 

チーム名「森近さんとともに…」

料理名「西醸焼き」

 

広島といえばやっぱりお好み焼き、ということで生まれたのがこの料理。
日本酒と牡蠣をふんだんに使った、豪華なお好み焼きができました。
ソースがなくても醸し出される旨みは、日本酒を使ってからこそです。
後味にふわっと残るお酒の風味が絶品でした。

 

チーム名「郵便局リゾート」
料理名「サケバーニャ」「フレンチとー酒と(トースト)」「牛のたたき~日本酒の香りを乗せて~」

 

なんと3品も登場!日本酒の香り豊かなフルコースができました。
バーニャカウダソースと日本酒の組み合わせは、意外にも抜群。
野菜がいくらでも食べられてしまう、全く新しい美酒料理です。

 

チーム名「まるたば」
料理名「SAKEtaba」

 

インドネシアのデザート、マルタバに日本酒や酒粕を使った、一風変わった1品です。
こだわりのツナや柚子のソースがよく合います。
日本酒を使った、国際色豊かなデザートがここに誕生しました。

 

そして堂々のグランプリは……

 

チーム名「チーム洋風」
料理名「広島牡蠣の美酒パエリア」「りんごのラフランスの美酒コンポート」

 

魚介類たっぷりのパエリアは、水の代わりに日本酒でお米を炊き上げました。
後味に日本酒の風味が香る至高の1品です。
コンポートは、りんごとラフランスを日本酒と砂糖で煮るだけのシンプルなレシピ。
フルーツの甘みと酸味に加え、日本酒が味に深みを出しました。

 

それぞれのチームが考えて作り上げた、新しい美酒料理。
料理開発を通じて、日本酒の可能性も感じることができました。

 

みんなで一緒に、おいしいごはんを。

 

 

今回のイベントで感じたことは、「おいしいものは人と人を繋ぐ」ということです。
「どんな料理ができたら面白いだろう?」「もっとおいしくするためにはどうすればいいかな?」と一緒に頭をひねり、手を動かす。

 

だってせっかく集まったのだから、おいしいごはんが食べたいもの。

 

こうやって一緒に楽しんでくださる大人の方々が東広島にたくさんいらっしゃるんだと思うと、もっといろんな方に会いに行きたくなりました。

 

今回グランプリに輝いた「広島牡蠣の美酒パエリア」「りんごとラフランスの美酒コンポート」は、居酒屋「ちろりん」で期間限定メニューとして近日発売されます。
詳細は決まり次第ご報告いたしますので、楽しみに待っていてくださいね。

 

 

学生と地域の方々を繋いでくれた美酒料理が、さらに多くの人々を繋げてくれることを願います。

 

これからもmahoLabo.は、学生と地域の方々が素敵に繋がるイベントを開催していきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

【かいたひと】のんの
ライター&編集&人事担当
京都出身。いつか鉄道ひとり旅をしたい。